御釜屋 御釜屋

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江戸の初期、南部藩(現在の岩手県中部から青森県東部にかけての地域)の28代目藩主である重直公は茶道に造詣が深く、自らが治める藩内で良質な鉄が取れたこともあり茶の湯釜の制作を思い立ちます。そこで呼び出されたのは、京都出身の釜師である初代小泉仁左衛門。
彼が作った湯釜こそが、南部釜の起源です。
その後、時代の流れとともに多くの工芸品が制作され、いつしかそれらを総称したものを「南部鉄器」と呼ぶようになりました。
国からは伝統工芸品第1号の指定を受けており、国内はもちろん世界でも高い評価を受けている「鋳造の鉄器」でございます。

今の時代、電気ケトルなど便利な商品が多数あります。しかし、南部鉄瓶の鉄でないと出せない「水の味」があるのです。
水がおいしくなれば、お茶・紅茶・コーヒー・味噌汁など、皆様の食がより上質なものとなります。
それだけでなく、職人が一つひとつ手作りしている南部鉄瓶には日本らしい「侘び」「寂び」が感じられ、忙しい現代社会から離れた安らぎをもたらしてくれます。

鉄分は人体の健康に欠かせない成分であり、鉄分が不足すると貧血やアルツハイマーなどを引き起こすともいわれております。
鉄瓶でお湯を沸かすことでお湯に鉄が溶けこみ、自然に鉄分を摂取可能です。
また、鉄瓶で沸かしたお湯は塩素分が除去されることも判明しております。
さらに、使い込むほどに水分中に含まれるカルシウムが鉄瓶内に付着しますので、それによりお湯の味が一層よくなるのも特徴です。

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